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    • 欠けていたピースが埋まったとき

    • 2021年07月16日

    こんにちは。
    司法書士の村田です。

    後見業務を担当させていただたくと、ご本人さんの支援体制をほぼ1から構築するために就任するケースと、既に支援体制が構築されていて唯一法的なピースが欠けている状態で就任するケースとがあります。

    大変ありがたいことに、私はその何れものケースで就任させていただいており、様々な経験を積ませていただたいております。

    最近のこと。
    後者のケースの事案でのこと。

    既に支援機関担当者さん達が支援してきてくださっていたのですが、財産管理や契約等、法的分野のピースが欠けている状態で、私が就任したケース。

    就任初期事務での財産調査や支援担当者さんや本人さんとの面談協議を通じて、状況を把握し、対応する内容を整理して、業務を進めていきます。

    『村田さんと相談して決める』
    ご本人さんに名前を覚えていただたいて、そんな風に仰っていただける。
    大変ありがたいことです。

    『村田先生が就任してくださって、本当に助かっています。
    ありがとうございます。』
    担当者さんにそんな風に仰っていただける。
    大変ありがたいことです。

    欠けていた法的分野のピースを法律専門職が就任して、そのピースを埋める。

    ご本人さんにとって、そのピースを埋める存在となったのが、今回は偶々私だった。

    そういった形で、誰かのお役に立てた。

    これ以上に嬉しいことはありません。

    就任はスタートで、ご本人さんに寄り添う支援は、ご本人さんと私の人生の時間を共に歩んでいく様に続きます。

    そのことから感じられるやりがいや感謝の気持ちは、私になにものにもかえがたい感情をもたらしてくれますし、様々なことを考えさせてくれます。

    『良かった事だけ思い出して
    やけに年老いた気持ちになる
    とはいえ暮らしの中で
    今 動き出そうとしている
    歯車のひとつにならなくてはなぁ

    希望の数だけ失望は増える
    それでも明日に胸は震える
    「どんな事が起こるんだろう?」
    想像してみるんだよ』
    Mr.Children くるみ

    欠けていたピースを埋める、それは歯車のひとつとなって、ご本人さんの支援体制を更に充実したものにすることなのかもしれません。

    単なる歯車として担当するのではなく、ご本人さんにとって最も役に立つ歯車になりたい。

    そんな想いを胸に、今日も業務に邁進致します。

    村田浩一