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    • 呉下の阿蒙にあらず

    • 2019年10月11日

    こんにちは。
    司法書士の村田です。

    三国志・呉書・呂蒙伝 には、次のとおりあるといいます。

    粛拊蒙背曰、「吾謂大弟但有武略耳。至於今者、學識英博、非復呉下阿蒙。」
    蒙曰「士別三日、即更刮目相待。」

    三国時代の呉の武将 呂蒙の見違える進歩に、呉の識者魯粛が言った言葉とされています。

    魯粛が呂蒙に対し、
    『武勇に恃み、学識を伴わない武将であった君が、見違えるようである。昔の呉の呂蒙ではないね。』
    と言ったことに対し、呂蒙はこう答えたといいます。
    『士である者は、別れてから3日もすれば大きく成長するものであるから、次に会った時には違った目で見るべきである。』

    私は、このエピソードが大好きです。

    呂蒙の見違える成長をもたらした努力。
    そして、識者をうならせるほどの変貌を遂げたその成果。

    このエピソードは、私に勇気とあくなき挑戦を続け、勉強に励むことの大切さを教えてくれます。

    日々の経験が、私を少しずつ、本当に少しずつですが成長させてくれているのだと信じられるからです。

    1年前できなかったことができるようになった、3年前にできなかったことができるようになった、1年前は1時間かかっていたことが今は30分でできるようになったetc

    数年前にYEGの例会で拝聴したお話に、『成長とはできなかったことができるようになることである』とありました。

    まだまだ未熟な私ですが、最近その言葉の、本当に意味するところが分かってきたように感じています。

    自分の限界を考えるのではなく、可能性を信じて挑戦すること。

    あくなき探求心と挑戦する気持ち。
    そして、失敗から立ち上がる勇気。

    この気持ちをいつまでもいつまでも忘れないでいこう。

    今よりもっと成長した自分に出会える毎日を楽しみにしています。

    そして私もいつの日か、『呉下の阿蒙にあらず』と言ってもらえる日が来るように、努力を重ねます。

    村田浩一