ブログ

    • 生きることと死ぬことと

    • 2022年05月24日

    こんにちは。
    司法書士の村田です。

    最近、相続手続のご依頼が大変増えて参りました。

    みなさまのお陰様で、大変ありがたいことです。

    考えてみますと、人の生き死にに携わることが、またそれに関連する仕事をさせていただいているな、と思えて参りました。

    よくご依頼を頂く相続登記は、既にお亡くなりになった方の不動産の名義変更するのが仕事です。

    相続人の方からのご依頼をお受けし、先祖代々受け継がれてきた土地や建物の名義変更のお手続きを担当させていただき、新しい権利書をお渡しする。

    ありがたいことです。

    脈々と受け継がれてきたものの名義を変えるお手続きをご依頼いただくのはご縁であり、大変光栄なことだと思います。

    また、成年後見業務においては、自らがご本人さんと共に人生を歩んでいくわけですから、そのご本人さんの生き死にに関わることもあります。

    毎月の面談の際にたくさんいろいろなお話をされていたご本人さんが、天寿を全うされつつある中、病院に入院され、その病院で久しぶりにお会いする。

    あの元気だったお姿は今は見れないけれども、私が声をかけるとうなずいてくださる。

    後見業務において私が携わるのは、ご本人さんの人生のほんの数年です。

    しかしながら、ほんの数年であっても、私が携わった期間において、少しでもご本人さんにとってより良い支援ができるよう、周りの支援者の方と協力をして業務を遂行するようにしております。

    お陰様で、様々な経験を積ませていただきました。

    しかしながら、まだまだ成長過程の未熟者。

    今をゴールだと思わず、これからも研鑽を重ね、この大好きな地元のお役に立てるよう、力を尽くしてまいりたいと思います。

    できないことをできないと諦めるのではなく、できるようになる工夫をする、勉強をする、経験をする。

    それが明日の私を作るのだと思います。

    そんなことを思いながら、頂いた機会につながったご縁に感謝して、本日も1日の終わりに過去最高の自分に出会いたいと思います。

    村田浩一