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    • 無意識の反射 確知後の反射

    • 2020年06月23日

    こんにちは。
    司法書士の村田です。

    先日のこと。

    依頼者様のご自宅での面談を終え、事務所に戻る時のこと。

    私、割と方向音痴傾向なため、土地勘の無い初めて行く所に向かうときにナビは欠かせませんし、帰る時も知っている道にたどり着くまでにナビは欠かせません。。。

    ナビを頼りに帰路に着く途中。

    『あれ、ここ前に来たことある』
    そこは、以前ご依頼を受けた依頼者様の所。

    権利書の配達をしたことを思い出しました。

    『ここ登記させていただいたなぁ』
    そんなことを思い出しました。

    事務所に戻ってからは、新規事件の関係書類を精査。

    書類を精査していて、私はあることに気付きました。
    自分が特段意識することなく、反射的に必要な情報を拾いあげていっていることに。

    今までと特に変わったことをやっているつもりは無かったので、それに気付いてちょっと立ち止まって考えてみることにしました。

    まず、この感覚が以前感じたことのある何かに似ていることに。

    司法書士試験の受験勉強中、最初は全く分からなかった択一の問題が、見ただけで答えを導き出せるようになって、どこが正しくてどこが誤っているか導き出せるようになって、周辺知識も導き出せるようになったあの感覚。

    それに気付いたら、何だかゾクゾクする感覚に襲われ、目の前の案件にもう一度意識を向けてみました。

    ひとつとして同じ案件は無いのですが、その案件を構成している課題や解決する方策、進め方が今まで経験した案件と同じことであったり、似通っていたり、全く未経験だったりと、細分化してみることで案件の捉え方が変わって見えたのです。

    またゾクゾクしました。

    反射的に無意識にこれをやっていたのだ、って気付いたことにゾクゾクしたのではなくて、試験で感じた感覚を実務に出てから味わえたことと、これに気付けたこととこれを活かしていけばきっと当初辿り着けないと思っていた所まで辿り着けそうに感じられたことにゾクゾクしました。

    経験を積めば積むほどノウハウが蓄積し経験値が増え、新しい案件に臨むときに自分自身の何よりの武器になります。

    ただ、過信だけはしないように、一歩一歩歩んで参りたいと思います。

    村田浩一